週15時間と週20時間の手取り額

厚生労働省は、会社員に扶養されるパートら短時間労働者が厚生年金に加入する年収要件(106万円以上)を撤廃する方向で最終調整に入った。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6518955

こんなニュースが飛び込んできました。今後アルバイトパートの手取り額はどのようになるのでしょうか。

いま全国平均で最低賃金は時給1,051円となっています。それをベースに手取り額がどのように変化していくか考えてみましょう。

今回の改正で変わること

まだニュース段階ですが、おそらく近いうちに決まって施行されるかと思います。そうなると下記の要件で社会保険の加入が必要になります。

  • 週20時間以上勤務される方
  • 2ヵ月を超える雇用の見込みがある
  • 学生ではない

20時間以上勤務で学生ではない場合は加入対象となってくるということです。現在106万円の壁と言われていますが、そもそも20時間勤務していると106万円の壁は合ってないようなものなので、どっちでもいいのかなと思います。

これが施行されるとアルバイトに頼っている会社は大変になりそうだなと思います。

週15時間勤務

1週間は7日なので、1年(365日)で約52週として考えていきます。

52週×15時間×1,051円=819,780円(月額68,000円)

この金額ですと、社会保険も掛かりませんし、所得税住民税も掛かってきません。

手取り額が819,780円となります。

週20時間勤務

週20時間で計算しますと下記の通りとなります。

52週×20時間×1,051円=1,093,040円(月額91,000円)

20時間で社会保険がかかってきますし、税金も掛かってきます。それぞれ下記の通りとなります。

健康保険 53,748円(兵庫県の介護保険第2被保険者に該当しない場合で計算)
厚生年金 96,624円(兵庫県で計算)
所得税 3,152円
住民税 14,900円(兵庫県神戸市で計算)
合計 168,424円

差引すると手取り額は下記の通りになります。
1,093,040円-168,424円=924,616円

まとめ

手取り額を考えると17時間勤務と20時間勤務がだいたい一致する形になります。

今後は「106万円の壁」ではなく「週20時間の壁」となってしまいそうですね。

ニュースでは106万円の壁をなくすなんていいように報道していますが騙されてはだめです。最低賃金がどんどん上がっている昨今では106万円の壁はすでになくなっています。政治利用しているにすぎないので騙されないように注意が必要です。

元内閣官房参与で慶大大学院教授の岸博幸氏が10日、TBS「サンデー・ジャポン」に出演。「106万円の壁」撤廃の流れが浮上したことを、「厚生労働省の悪乗り」と批判した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/215834f12a3c0807d22636163cbadb4b722907f5

ただ国民年金について年間203,760(月16,980円)となっています。そう考えると、国民年金を支払っている方については、厚生年金に加入したほうが、手元に残る金額が増加します。

つまり、一番大変なのは、アルバイトを雇用する会社ということになりますね。

あとは年金も扶養に入っている方については厚生年金になると手取りは減りそうです。が、年金の場合は受け取る額も増えるので、要検討かなと思います。

週20時間前後で採用されている雇用主の方は、19時間以内に収めるか、社会保険に加入させるのか、選択を迫られそうです。

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